四国小回り その11
9時44分に石井を出た列車は淡々と走る。左の道路は国道192号だ。
周りの風景は変化に乏しく少々退屈だ。
下浦は1面1線の棒線駅だ。ホームの幅がものすごく狭い。
出ると川を渡る。このすぐ向こうに合流する飯尾(いのお)川がある。風がなく、きれいな水面だ。
次の駅はポイントがY字型になっている。特急の通過時に減速を余儀なくされる代物だけど、改修は行われなかったようだ。
到着したのは牛島(うしのしま)。
簡易駅舎が他の設備と比べて浮いており、なんだか悪目立ちしている。
田植えが終わっていたり、
田植えをしていたり…こういう田んぼはお盆の頃には稲刈りを済ませてしまう。
麻植塚(おえづか)を経て、鴨島の構内に入る。ここもポイントはY字だった。すべての特急が停まるから問題はないのだろう。徳島線の前身である徳島鉄道の終点はこの鴨島だった。そういうつもりで見ると、終着駅の雰囲気がないこともない。
列車を待つ人の姿が見える。駅舎はこちらから見た感じだけでいうと、そこそこ大きいように見える。
2番線は立派な上屋を持っている。徳島線の駅舎反対側のホームは広く、上屋は大きい造りとなっている。正面に向こうが見通せる箇所がある。そこを見ると、ホームの向こうにもかつてはレールがあり、元は3番線だったのだけど、今は草が生えるだけになっている。
ちょっと分かりにくいけど、鴨島の駅前は蔵本、石井と比べて広く、より賑わいを見せている。
今日はこどもの日。こいのぼりも泳ぎたいところだけど、残念ながら風がない。なんだかションボリしているように見える。
棒線駅にもかかわらず、駅舎のある西麻植。それも古そうでシブい。
細長い徳島平野をひた走る。
こうして、阿波川島の構内に入る。PC枕木がきれいに並べられている。
当駅止まりなので、3番線に入る。
10時06分、阿波川島に着いた。これまた古そうな駅舎だ。次の穴吹行き来るまでの30分弱をここで過ごす。
今回はこんなところで。
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