雪とローカル鉄道 その17(松本城)
「こばやし 本店」でお腹を満たした私たちはそのまま歩いて次の場所へ向かう。

松本城だ。これは2016(平成28)年に訪れたときのもの。

もう何回目の訪問になるだろう。松本を通る度に必ず見に来ているように思う。

黒門と松の雪吊り。意外にもこの時期に松本に雪がないので、雪吊りも手持ち無沙汰のように見える。

で、松本城といえばこれ。北アルプスをバックに天守閣。山は雲に隠れて見えないところもあるけど、天気がいいから問題ない。

内堀。雪はないけど、氷は張っている。

黒門で入場券を買う。

黒門をくぐると歴代城主が並んでいる。初代城主の石川数正は家康の側近でありながら豊臣に出奔したことで有名だが、江戸開府後も松本を治めているのが意外だ。松平直政で家康の次男・結城秀康の子、堀田正盛は家光の側近といった具合に徳川に由来のある家ばかりでいずれも譜代である。それほど松本は重要な位置付けであったということだ。

黒門を抜けると本丸御殿跡の向こうに天守閣がそびえる。この天守築城を手掛けたのが石川数正だ。五重六階の天守閣で日本最古のものだ。

これは分かりやすい。

以前はこんなものはなかったが、面白い趣向だ。でも、逆光気味。

大天守。左に張り出しているのが松平直正が増築した月見櫓。その上には同じく辰巳付櫓が見える。

渡櫓と乾小天守。中へは中央の渡櫓から入る。

四階にあった城主がおわす御座所。

天守六階から本丸御殿跡をのぞむ。その向こうには二の丸御殿跡が見える。そちらも行きたかったけど、時間の関係で天守に上るまでで今回は勘弁してください。前回の9年前には二の丸も含めてくまなく回っているんですが。

反対側の西側。正面に北アルプスの山々が連なり、右下には埋橋(うずみばし)が架かる。

すみません、これも9年前に撮った埋橋と天守。

天井にはこのようなものが。二十六夜神(にじゅうろやしん)といい、月齢26日の月を拝む信仰で戸田氏が毎月3石3斗3升3合3勺の米を供えたといわれている。

月見櫓。

堀には優雅に白鳥が浮かんでいた。別のところでは鴨もいた。
約1時間見て回った。久しぶりでも何度見ても飽きないし、面白い。今回はこんなところで。
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