雪とローカル鉄道 その4(東京から長野まで)

確認不足が原因で速達タイプの「かがやき」を乗り逃したのみならず、その指定席をフイにし、乗った「あさま」は長野まで各駅停車という、最悪の結果を生み出してしまった。で、「あさま615号」の発車が15時20分頃なので、長野到着はおよそ2時間後の17時20分頃と思われる。となると、長野に着く頃には暗くなっているだろう。予定していた善光寺参りもできそうにない。修正どころか、宿に着くのが精いっぱいだ。また、動画からの切り抜き中心でいきます。

秋葉原あたりで地下へもぐり、15時25分頃上野着。15時28分頃発車して西日暮里あたりで地上に戻る。

それにしても、ダイヤが大きく乱れていたのかと疑いたくなるような快晴だ。東京駅で列車を撮っているとき、天気がよく、風もなく、たいへん暖かかったなと。本当に冬なのかと思うくらいだった。関東以外の天気が悪いということなのだろう。

荒川

荒川を渡って埼玉県に入る。既に太陽は低い。

大宮駅

さいたまスーパーアリーナを過ぎ、なんでもないところで20秒ほど信号待ちをして15時46頃大宮に着く。そごうへ出入りする人が多いのが分かる。

大宮のはずれ

5分ほど走ると東北新幹線と分かれていく。この辺で首都圏のビル群も終わり、住宅街の間にところどころ空き地があったり、森があったりと都会の風景ではなくなった。そして、埼玉新都市交通の路線が尽きると家もまばらになる。

少し行くとまた家が増えてきて15時57分頃、熊谷に着く。5分ほど停車して発車。つづいて、早稲田大学の施設が見えて16時10分頃、本庄早稲田に着く。ここまでの所要時間は定時運行と同じくらい。各駅停車なのでなかなか差を詰めることができない。

神流川

神流川(かんるがわ)を渡って群馬県に入る。

烏川

烏川を渡り、そのまま沿う。

上信電鉄

高崎アリーナを過ぎ、上信電鉄のカラフルな車両が見えてきて高崎に着く。16時20分頃?

高崎を出てすぐ左に信越本線が分かれ、反対側では上越線が分かれていく。そのちょうど中間を新幹線が走り、少し行ったところで上越新幹線と分かれる。右手には赤城山や榛名山が見えているだろう。これで関東平野ともお別れだ。前方には山が迫ってきている。

烏川

初めてのトンネルをくぐり、再度烏川を渡る。

関東平野を後に

高崎から10分も経たないうちにけっこう上ってきた。向こうに見える山の向こうは埼玉県。そのあとすぐ16時30分頃に山の中にあって需要があるのか心配になる安中榛名に着く。

安中榛名駅駅名標

上下合わせて12本しか停まらず、当初計画されていた周辺の開発や観光拠点といった事業が遅れたことも利用者が伸び悩んだ一因になっている。なので、一日の乗車人員は250人(2023年)と北陸新幹線で一番利用者の少ない駅となっている。なんでこんなところに駅が?といった感じの立地なので、かわいそうでもある。

軽井沢

安中榛名を出ると、かつて苦労した碓氷峠を避け、北へ迂回する長大トンネルが続く。最後の碓氷峠トンネルを抜けると豊橋以来の雪景色が現れる。沿線にはスキー場のゲレンデがあり、大駐車場には満車に近いくらい車が駐車している。16時40分頃、軽井沢着。ここで大勢の人が降りていき、空席が目立ってきた。安中榛名と軽井沢で標高が700メートルも違う。さすが碓氷峠だ。

佐久盆地

16時50分頃佐久平を出ると佐久盆地が広がる。方角的に八ヶ岳が見えるはずなのだけど、なだらかな稜線しか見えないので、雲に隠れているのだろう。雪がほとんどない。

千曲川

千曲川を渡る。このあと動画が撮れなかったので、次の画像からはデジカメ写真です。

上田盆地と千曲川

上田盆地と千曲川。上田も盆地だから雪はほんのちょっと残る程度。

長野盆地

上田の街を抜けると長さ15,175メートルと北陸新幹線では第3位の長さとなる五里ヶ峯トンネルに入る。それを抜けると風景は一変。わずか3分のことだった。長野盆地を走る。この薄暗さなので走行中の撮影はギリギリ。お見せするのに堪えるものを選ぶのに苦労した。

犀川

犀川を渡って、

W7系?E7系?
長野駅駅名標

17時14分頃、長野に着いた。