どこに行こうか 東北編4

2022年5月31日

東北は2県ずつ3回で済ませる予定だった。でも、青森県が思いのほか、よかったところ、行きたいところが多かったので、青森だけで1回分になってしまった。さりとて北関東とくっつけるのも何か変なので、今回は福島県単独です。

実は福島県を観光したことがない。でも、拙作での描写はある。といっても、それは宿泊した先での食事だったり、沿線に流れる車窓風景のことばかりで、とても観光とは呼べるものではない。

福島駅周辺は駅の南に阿武隈川が流れ、そこに弁天山公園があり、北には信夫山公園がある。いずれも桜の季節がいいようなので、その時期に行ってみたい。また、福島城跡があるのだが、ここは現在福島県庁になっていて面影はなさそう。駅チカエリアだと福島稲荷神社や福島護国神社などがある。

あと、この辺りだと飯坂温泉へ行きたい。福島交通が通じているので、それに乗れるのも嬉しい。学生の頃から気になる存在なのに、30年近くも放置されたままだ。

でも、福島といえばやはり会津エリアだろう。

白虎隊

鶴ヶ城の会津若松城をはじめ、飯盛山、武家屋敷、藩校の日新館、会津松平家墓所などがあり、まとめて巡りたい。これだけ見所があると半日では足りそうにないので、宿を東山温泉にして1日ここを周るのがよさそうだ。他にはこの近辺では七日市の街並みが風情があって私好みだ。幕末の歴史を学ぶにはうってつけの場所といえよう。

磐梯山

会津若松から西へ行けば喜多方がある。ラーメンは必ず抑えて、磐梯山は列車から眺めるということで。猪苗代湖は夏は遊覧船、冬はハクチョウの飛来地と季節を問わず楽しめる。野口英世の資料館もあるからそういう偉人に触れるのもいいだろう。鉄道ファン限定になるけど、かつて喜多方から日中線というローカル線が通っており、今はサイクリングロードになっている。10キロ程度の距離だからちょうどいい。終点の熱塩には駅舎が廃止から40年近くになる今も残っていて、当時の雰囲気に浸れる。また近くに熱塩温泉があるので、そこで泊まるのもいいだろう。

南会津もぜひ行ってみたい。その筆頭は大内宿だろう。第3セクターの会津鉄道の湯野上温泉からタクシー移動となるが、江戸時代の街道の情緒を今なお残す町並みは見ておきたい。そこで味わえる高遠そばは太ネギ?白ネギ?一本を箸代わりにして食べるので、二重の意味で食べてみたい。どの季節に行っても楽しめそうだ。

さらに隣の塔のへつりへ行けば、そのものの塔のへつりがある。阿賀川の浸食によって削られた岩が塔のように直立して並んでいる景勝地。ここは大内宿とセットで訪れたい。

白河辺りだと三春滝桜か。ニュースでも桜の季節になると必ずと言っていいほど登場する桜だ。鉄道からは磐越東線の三春からタクシーで20分かかるが、一見の価値はあるだろう。逆に駅チカなのは白河駅から徒歩5分で行ける小峰城だ。戊辰戦争では白河口の戦いとして名を残す。

磐城エリアでは私の食指を動かすようなスポットはありませんでした。そこに住む人、ごめんなさい。でも、フラガールのいるスパリゾートハワイアンズや巨大な水族館・アクアマリンふくしまは家族連れには一日いても飽きずに過ごせそうな施設だ。

温泉は上に挙げた他にも磐梯熱海温泉や岳(だけ)温泉、日中温泉、猪苗代温泉などなどたくさんあって困る。

グルメは喜多方ラーメンは必須だが、他の地域でも味噌や塩など様々なラーメンを出している。蕎麦もいろいろなところのものがある。共通するのは中通りとか会津地方と呼ばれる内陸に多いことだ。蕎麦は特にそうだろう。あと、福島餃子というのが気になる。福島市にある満腹という店が始めたのが最初らしい。大きな皿に放射線状に餃子を並べて出すのが特徴だ。他には馬刺しも食べたい。

そして、日本酒。福島県は造り酒屋が多い。しかも、レベルが高いので、どれにしようか迷ってしまう。泉川、それが発展した飛露喜(ひろき)、あとは寫楽も有名。これもやはり会津地方か。

こうしてあらためて見てみると、観光がほぼ皆無なだけに行きたいところがたくさん出てきた。今度は福島県を主にした旅をしたいものです。

今回はこんなところで。