どこに行こうか 東北編2

2022年5月31日

すみません、ちょっと間隔が空いてしまいました。

青森がけっこう多くて、前回はそれだけで終わってしまった。続いては秋田、山形を見てみようと思う。この両県をメインで回った旅はないに等しい。だから、行きたいところだらけだ。

鳥海山

山形・秋田両県にまたがる鳥海山。

まず、秋田エリア。千秋公園は佐竹氏の居城・久保田城にある。秋田駅ビル内にある「あきたくらす」は秋田のお酒を集めたお店で日本酒好きにはたまらない。そして、夏の竿灯。稲庭うどんは細いのにコシがあって、美味しい。

久保田城隅櫓

久保田城隅櫓。

稲庭うどん

稲庭うどん。

初乗り…学生時代以来ご30年以上無沙汰しているのは男鹿線だ。それに男鹿線で行けるのは男鹿半島の入り口までだ。これでは行っていないも同然だ。それにそもそも男鹿線自体どんな路線だったかもまるで覚えていない。

男鹿からレンタカーを借りて外周を一周するのがよさそうだ。鵜ノ崎海岸、大桟橋、カンカネ洞、入道崎など海岸沿いにいくつも見所がある。それから八望台から海はもちろん男鹿目潟火山群も眺めたい。寒風山からの眺めもぜひ見てみたい。寺社仏閣も多く、有名ななまはげが見られるのは2月の真山寺。大きな半島だから見るのに1日で足りるかどうか。

内陸では角館の武家屋敷。佐竹氏の城下町で、江戸時代の情景を今に残している。よくテレビで見かけるが、桜の季節に訪れたい。そこから足を延ばして田沢湖。遊覧船に乗ったり、周辺の神社やたつこ像も見て周りたい。泊まるとなると乳頭温泉だ。あと、この辺りだと8月末限定だけど、大曲の全国花火競技大会はぜひとも見たいものだ。秋田の竿灯が8月頭なのでどっちも行きたい人には悩ましい。

横手といえば、かまくらと焼きそばだ。中に入ったことがあるけど、意外と暖かい。夜、子どもたちが入って甘酒を飲んで遊んでいる姿をテレビで観ることがあるが、これなら夜でも過ごせると思った。そして街中から少し離れるけど、横手城もいい。写真の通り、行ったのは冬だったから城内には入れなかったけど、街を一望できるという。ちょっと離れるが、佐竹氏の菩提寺・重福寺も行ってみたい。

かまくらとお城

横手のかまくら。バックは横手城。

横手焼きそば

横手焼きそば。

さらに南へ。米の粉で作った犬の像を家々の戸口などに飾る民俗行事・湯沢の犬っこまつり。長崎の雲仙を思わせる川原毛地獄。このエリアには子安峡温泉を筆頭に温泉がたくさんあって目移りする。

犬っこまつり

犬っこまつり。

続いて山形県。秋田県以上に観光らしい観光をしたことがない。

まず、最上義光が築いた山形城跡の霞城(かじょう)公園。駅から近いのがいい。なのに行ったことがない。桜が1,500本も植えられており、花見の季節には大勢の人で賑わうという。

泊まるなら銀山温泉だろう。映画「千と千尋の神隠し」を思わせる大正時代の建造物が多く並び、ガス灯をイメージした街灯が辺りを照らす。冬ともなればより幻想的な風景に変わる。何年も行きたいと思いながら行けないままになっている。近くに白銀の滝があって、温泉だけでないのもいい。

この辺は温泉が多く、かみのやま温泉なら上山城に武家屋敷、蔵王温泉だとスノーモンスター、「山形酒のミュージアム&湯けむり屋台つまみ」という山形の地酒が味わえる施設といった具合にセットでいろいろ楽しめる。あと、天童公園は散策によさそう。毎年春になるとニュースで出てくる人間将棋が行われるのもここ。

左沢(あてらざわ)線沿線もいろいろある。左沢線自体学生時代の初乗りから乗っていないので、その再会も楽しみつつ、奈良時代開基の古刹である本山慈恩寺、寒河江(さがえ)八幡宮を訪れたい。そして、寒河江のさくらんぼ。温泉もあるからまとめて堪能したい。

山寺の立石寺。松尾芭蕉が「奥の細道」で「静けさや 岩に沁みいる 蝉の声」を詠んだ場所だ。駅から近く、1時間ほどで周れるのも嬉しい。駅前には蕎麦屋があり、これが美味しい。あと、力こんにゃくも有名。隣の面白山高原も降りて散策してみたい。

立石寺根本中堂

立石寺根本中堂。

南を見ると、やはり米沢だろう。米沢城址、上杉神社、松ヶ岬神社は上杉家が景勝公以来米沢を治めた米沢城があった。歩いて行けないことはないけど、バスのほうが楽。そして、米沢牛は必ず食したい。

上杉神社

上杉神社。

米沢牛

米沢牛。

今度は北へ。この辺りは最上川の舟下りに乗りたい。近くに温泉があるのも嬉しい。陸羽西線の古口から近く、アクセスはいい。その陸羽西線も30年は乗っていない。初乗り以来未乗という路線は全国いたるところにある。

新庄へ行けば、蕎麦がまっさきに思い浮かぶ。蕎麦街道というのがあるくらいだ。最上公園の新庄城址があれば、肘折温泉もあり、何かと楽しめそう。皆さんは興味がないかもしれないけど、新庄駅構内に昔ながらのレンガ機関庫が残っているのもポイントが高い。

義経と弁慶が頼朝の追っ手から平泉へ逃れる際に見つけたという瀬見温泉も行ってみたい。瀬見渓谷や義経や弁慶にまつわる史跡があるというから歴史好きにもよさそう。

庄内地方ではともに北前船の寄港地であった鶴岡と酒田だろう。鶴岡では鶴岡公園だ。庄内藩の酒井氏の居城鶴ヶ岡城址を整備して造られた公園で、散策にはうってつけだ。酒田はその街並みを散策してみたいし、日和山公園で夕景も見たい。魚市場あるから魚介類も期待できる。

出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)は有名だけど、列車から眺めるだけ。

こうしてみると、いろいろあるもんですな。今日はこの辺りで。