惜別おろち号 その1
木次線を走るトロッコ列車「奥出雲おろち号」が11月23日の運行をもって最終日を迎える。
「奥出雲おろち号」は出雲市・木次-備後落合間を1日1往復、4~11月の週末を中心に運行される臨時のトロッコ列車で、1998(平成10)年の運行開始から25年になる。木次線としては1990(平成2)年に急行「ちどり」、年代不詳ながら臨時快速「三井野原スキー号」の乗り入れがなくなって以来の明るい話題となり、たちまち人気列車となった。しかし、それもなくなるという。
そこで半年ほど前の4月2日に乗ったときの模様を何回かに分けて投稿しようと思う。なので、桜がところどころ写っています。もうその季節には乗れませんが、木次線が存続してくれることを祈っての投稿です。乗った人もこれから乗る人も乗れなかった人もぜひご覧ください。
出雲市駅。道の反対側からの撮影なので巨大な縄が見えない。
奥出雲おろち号。DE10と12系客車2両からなる。
ホームの発車案内。
ヘッドマーク。ヤマタノオロチがイメージされている。
DE10 1161。
2号車の控車。荷物を置いたり、ちょっと休憩したいときなどに利用できる。トロッコで指定された席と同じ番号が使用できることになっている。12系の面影をとどめている。
形式は種車のままで800番台を名乗っている。
方向幕。LED化が進んで今や貴重な存在だ。
サボ受けに指定席のシール。盗難防止なのだろうか?こういうのを見ると悲しくなる。
車内の様子。本来の12系はボックスシートなのだけど、おろち号用に置き換えたのか簡易リクライニングシートになっている。リクライニングシートだとありがたがって座るととんでもないことになる…ということを知っているのも中年以上の人だろうか。
ゴミ箱。
洗面所。蛇口は変わっているようだ。
網棚。網からステンレスに変わっているかも。
窓際の座席には小さなテーブルが設置されている。
クーラー。
屋根に乗るAU13型クーラー。もうすっかり見られなくなった。備後落合駅にて。
この車両の履歴があった。
こちらがメインのトロッコとなる1号車。窓がなく、車体の枠だけなので開放的だ。といっても、これでは分かりにくい。
国鉄の銘板が残る。
スハフ13。オハフ13から形式が変えられている。
車内の様子。木の椅子をランプが照らす。柱と柱の間には窓ガラスはない。この日は天候がよく4月初めだったけど、寒くはなくずっとこの車両にいられた。
これにも同じく履歴があった。
機関車のDE10の履歴も。DE10も12系も私の好きな車両だけど、四国ではこの春までに消えてしまった。
トロッコ車の座席にあるボックス席と
車端部には外を向いたタイプがある。どちらもジュースホルダーがあり、振動にも倒れないように配慮されている。
カウントダウンボードがある。当時はまだこれだけあった。
列車の内外の写真をつらつらと並べてみました。次はいよいよ出発です。今回はこんなところで。
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