四国小回り その1

久しぶりの小休止を経て、ブログ再開です。

連休中の5月5日。5連休もあるのにどこにも行かない手はないだろうということで、日帰りで手近なところを回ってきた。それ自体は悪くはないけど、こういったまとまった休みがあるからこそ、溜まりに溜まっている用事を片付けるのにも適している。迷ったんですけどね、行ってきました。

ところが、帰ってきてから鼻水が出て、喉が痛くなった。まさかコロナでは、と頭をよぎったけど、幸いコロナではなく、風邪のようだ。5日の夜は年に1回恒例の映画「ルパン三世 カリオストロの城」が放送されることになっていた。私は無論、アニメはもうひとつという妻ですら大好きでみんなで見ようと言っていたのに、私はそれを見ることなく20時過ぎに寝てしまった。翌6日に起きたのは7時半頃だった。朝に整体の予約を入れていたからで、それを入れていなければいつまで寝ていたことか。さらにその日は3時間昼寝をし、夜は寝過ぎもあって0時まで起きていたけど、7日は8時半頃に起きた。というわけで、5日の夜から7日の朝にかけて36時間中、22時間寝て過ごした。このうち、もっとも体調が悪かったのは6日で睡眠時間からも分かる。鼻、喉に加えて、節々も痛かった。熱は37.5度くらいだった。こんなことになるのなら、行かなければよかったと後悔するものの、後の祭りだ。

そういうわけで、連休最後の2日間を棒に振ったおかげで、ブログはおろか、撮ってきた写真や動画の取り込み、10作も未完がある紀行文など何もできなかった。できたのはテレビの前で座ってさえいればいいビデオ消化くらいのものか。ようやく写真や動画をパソコンに取り込んだのは5日も経った10日のことだった。

では、本題に入るとしよう。

「青春18きっぷ」のない時期、なかなかお安く行ける旅はできないのだけど、四国だとそれができる。「四国再発見早トクきっぷ」というのがあり、条件は「18きっぷ」と大体同じだ。JR四国全線(児島まで)と土佐くろしお鉄道の窪川-若井間の普通列車と快速列車、JRバスに1日乗り放題という切符で、料金は2,100円と「18きっぷ」より安い。また、「18きっぷ」だと0時を過ぎて最初に停車する駅までが有効(首都圏では日を跨ぐ列車の終点まで)だけど、「早トクきっぷ」は日を跨いでもその列車の終点まで有効と良心的だ。ちょっとどこかへ行きたいなと思ったときに使っている。指定席券を買えば、普通列車や快速列車の指定席を利用できるのも嬉しい。下り「マリンライナー」で児島から乗るのに指定席はありかもしれない。条件と言えば、利用できるのが土休日のみというのと前日までの購入ということくらいか。朝、目が覚めて、思い立って出かけようというのには向いていない。

四国再発見早トクきっぷ。

朝は4時半に起きた。5月の頭、ようやく空が白みかける頃だ。昨夜寝たのが1時半だったので、よく起きられたなと思う。起きることができなければ、別ルートも考えていたけど、これで第一関門は突破した。

家を出たのは5時頃。高松駅まで15分で行けるのはありがたい。家を出て間もなく、1両の気動車がこちらに向かってくる。5番か6番のりばあたりから発車しているのが見える。近づいてきた車両は1500形で、行先標には「回送」とある。これはオレンジタウン5時26分発の始発列車になるべく現地へ向かっている車両だ。この時間にオレンジタウン行きを設けても誰も乗らないだろうから回送で正解だろう。これはかつて徳島行きの始発列車だった。

高速バスのりば

5時10分頃、高速バスのりばに差し掛かる。その目の前にあるうどん屋、味庄は土日祝日が休みなので、朝うどんはできない。あんなうまい店なのに、多くのお客さんで賑わいそうなのに開いていないのは非常に残念だ。と言っても始まらないので、近くのコンビニエンスストアで朝食の買い出し。高松駅構内のコンビニはまだ開いていない。今日も天気が良さそうだ。

高松駅と高松シンボルタワー

コンビニから出たところ。人気がない。

さぬきうどん駅

さぬき高松うどん駅。この駅名が加えられるようになったのは2012年(平成23年)3月のことで、もう10年以上も前になる。

徳島行き普通列車

今から乗るのは休日には明らかに輸送力過剰な1500形3両編成の徳島行きだ。左手の3番線には1500形1両停まっていて、これまた回送としてオレンジタウンへ向かう。これは折り返しオレンジタウン6時02分発になる。

朝食のおにぎり

朝食のおにぎりの梅とツナマヨ。2個で足りるかな?

発車の20分ほど前から車内で待っていたのに、なぜか慌ただしく落ち着かなかった。5時35分発の快速「マリンライナー4号」岡山行きが出た後の5時40分にこちらもゆっくりと動き出し、でもそれは一瞬で、瞬く間に高速運転になってスピードに乗り始めた。気動車らしからぬ速さで高松駅の構内を出はずれた。

今回はこんなところで。