四国2/3周旅 その13(江川崎~近永)

車内に戻って間もなく11時、宇和島へ向けて発車する。

レールが1本に収れんされ、速度が上がる。が、木の枕木なのでそのスピードにも限界がある。最高速度は中村線と分岐する川奥信号場-江川崎間が時速85キロ、江川崎から予讃線分岐の北宇和島までが時速65キロとなっていて建設された年代によって大きく異なる。

横を流れる広見川は木々に遮られてよく見えない。

短いトンネルひとつ抜けると広見川が視界に広がる。

西ヶ方橋。渡った先は依然国道381号だ。

予土線には第四種踏切がけっこう多い。危険なのは十分承知しているけど、いいですよね。

少し行くと西ヶ方(にしがほう)に着く。小さな駅舎とミニ庭園が見える。その間から駅前に出るが、これが案外広い。とても棒線駅とは思えない。

ホームの背面には植え込みもあり、その向こうには貨物ホームらしきものも見えるなどなかなか立派な造りをしている。

西ヶ方を出るといきなり25パーミルの急勾配になり、一気に高いところを走る。向こうに沈下橋が見える。

葛川橋。ここで愛媛県に入る。高松を出て、土讃線、予土線と乗り継いで5時間ほどで四国四県に足を踏み入れることができた。それをいえば、川之江から多度津で土讃線に乗り換えて土佐岩原まで行けば、もっと早く四県を訪れることができるから自慢げに言うことでもないが。

直後に葛川沈下橋を見下ろす。

広見川も四万十川と負けないくらい蛇行している。

田んぼの中の少し高いところを走る。目の前にけもの道のような線路を横切っている道らしきものが見える。もはや第四種とかではなく、勝手踏切だ。

真土に着く。

一段高いところを走ったままなので駅舎は見下ろすようになる。駅舎というよりは待合室といった感じ。

初めて広見川を渡る。

吉野生(よしのぶ)に着く。相対ホーム2つの2面2線の構造で、ホーム間は跨線橋で連絡している。

「その12」で書いたけど、江川崎が終着になる前は吉野生が終点であった。駅前は広く、駅舎横には貨物の引き込み線らしいスペースもある。

予土線では数少ない列車交換可能駅なので、これからも維持してほしいものだ。

国道381号をくぐる。

広見川を渡る。

北宇和島まで22キロ地点に半径200メートルのカーブ。江川崎から北宇和島にかけてはこういうカーブや急勾配が続く。

国道381号と広見川。

松丸に入る。

立派な駅舎だ。

松丸に着く。駅舎は松野町ふれあい交流館との合築だ。2階には森の国ぽっぽ温泉という温泉施設も入っている。以前から降りてみたい駅の一つなのだが、高松から遠いのと本数の少なさでなかなか実現しない。

新緑の頃はどんな景色が見られるのだろう。

広見川と離れる。

カーブや勾配が増えてきた。そういうところは徐行する。

険しいところを抜けるとこのように平地が広がる。周辺の川の河岸段丘と思われる。

出目(いずめ)。駅名標の背後には山茶花が咲いている。

駅前は広そう。かつては賑わっていたのだろう。

この基礎が残っているところは駅舎でもあったのだろうか。

奈良川。河川敷には「鬼」の文字が…どうやら迷路のようだ。

レールが分岐して、

細い島式ホームに入って、

近永に着く。

近永は1914(大正3)年に宇和島鉄道が開業したときの一方の終着駅だった。だから、構内は広く、駅舎も風格がある。駅舎とホームは構内踏切で結ばれている。

この反対側には貨物ホームと側線が残る。林業が盛んだった頃は材木が出荷されていたのだろう。
もうすぐ宇和島だけど、今回はこんなところで。







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