久留里線の旅 その20(上総亀山駅)
短い路線ながら「その20」に達した。細かすぎ?

上総亀山で降りたわけだが、ここでは3時間ほど時間を取ってある。例によって駅の撮影と周辺の散策をしようと思う。
上総亀山は久留里線の終点で、1936(昭和11)年の久留里からの延伸で開業した。のちに戦局の悪化で1944(昭和19)年に休止、戦後の1947(昭和22)に再開。1974(昭和49)年に貨物の取り扱い廃止、1984(昭和59)年に荷物の取り扱い廃止を経て、1987(昭和62)年に民営化される。2012(平成24)年にタブレット廃止に伴い無人化。合わせて島式ホーム1面2線と側線1本を持っていた駅は駅舎側の1番線と側線1本を廃止、元の2番線のみとした棒線駅となった。だから、旧1番線と側線はレールこそ残っているものの、ポイント手前で切断されている。

名所案内。久留里や横田以上の滞在時間を確保しているといっても遠くへ行くつもりはない。
上総亀山では撮影や散策以外にやりたいことが2つある。一つは昼食を摂ること、もう一つは亀山温泉でお風呂に浸かることである。この日は朝から横田近くの喫茶店「Ozzi Coffee」でスイーツを食べたきりで、さすがにお腹が空いてきた。それと列車に乗っているとき以外は歩いているので汗をかいている。そこで近くにある亀山温泉の日帰り入浴を利用しようと思っている。なので、実は3時間で足りるかどうか心配している。

木更津方面。両端のレールが本線に接続しておらず、棒線駅となっていることが分かる。

折り返しの発車は14時27分発なので、20分ほど時間がある。大体の人は改札を通っているが、そこにはJRの係員が立って切符の回収や確認をしている。朝はいなかったけど、乗客の多いこの列車に合わせて木更津辺りから派遣したのだろう。

14時27分発の普通列車の車内を覗いてみる。今乗ってきた上総亀山までの列車と同じくらいの乗車率だから、到着時にホームで待っていた人の数からして、乗ってきた人がほぼそのまま乗っている感じだ。次の列車まで3時間待ちではこうなるよね。一体何割の人が降りたのだろうか?

ホームの端に立って木更津方面を向いて撮る。広角24ミリのコンデジでは収まらず、スマホカメラで一番広角にして撮って何とか入った。広角が効きすぎておかしな画になっている。

振り返ると少し離れて車止めが…遠くて見えない。木更津側だけではなく、こちら側のレールも切断されている。本当は目の前の山を越えて上総中野と結ばれて木原線となるはずだった。旧国鉄木原線、現在のいすみ鉄道は外房線の大原と小港鐡道の上総中野を結ぶ路線だが、本来は「木」更津と大「原」を結ぶ予定で名付けられた路線であった。

縦位置で少々望遠にして撮ってみた。人が立っているところは道路です。

これは職員用の構内踏切だろうか?間合いがなさ過ぎて縦にしないと全部収まらなかった。

島式ホームの反対側が廃止されたので、その側に柵が設けられている。レールを挟んだ反対側にある遺構は貨物ホームだったのだろうか?

木更津行きを見送る。

そして、誰もいなくなった。いや、そこに一人いますよ。私もいるし。駅の構造はこんな感じ。

右の看板は残念ながら借り手は現れなさそう。

7月も半ばを過ぎたけど、このアジサイはまだ終わってはないようだ。

乗客用の構内踏切。

プランターがあり、イヌツゲが剪定されている。

切れたレールは痛々しいけど、いい雰囲気。

木更津方面。錆びたレールが味わい深い。

イヌツゲをかわいく刈り込んだトリアピーは何かのキャラクター?動物?を模したものなのか?

これは富士山?

椿。

改札口。ここも「舟」がない。

舟がない代わりに駅員はここに立っていたのだろうか?向こうのオレンジは乗車駅証明書発行機。

出札口はシャッターが下りている。壁は板塀と上の部分は漆喰か。

路線図のあったところに券売機があったようだ。

地元の人が書いたのだろうか、こういうのを見るとほっこりする。

天井の意匠が戦前チックでいい。

ベンチから改札を見るとこんな感じ。

木造駅舎といえども出入り口や窓だけはサッシになっている。

他の駅でも見られた木のベンチ。いいですね。

久留里駅駅舎。周りの風景に溶け込んでいる。

駅前にはサルビアが植えられている。

トイレの前に咲くのはケイトウ、サルビア、ペチュニア。


ケイトウとマリーゴールド。駅構内ばかりか駅前もたいへんきれいに手入れされている。

トイレの横にあった観光マップ。色褪せて分かりにくくなっている。

これは駅横の駐車場からの写真で駅を見下ろす形になっている。駅の反対側には桜が並ぶ。
上総亀山駅をひと通り撮った。いつもなら15分程度で撮り終えるところがなんと30分かかった。撮影後、駅からすぐ動かなかったこともあり、駅を出る頃には到着から40分ほど経っていた。時間がないと心配しているとは思えない時間の使い方だ。
それではこれから駅周辺を歩こうと思う。今回はこんなところで。







ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません