久留里線の旅 その21(だいたい上総亀山駅前)

では、周辺を散策しよう。

駅前には地元の方が用意してくれた休憩所がある。

昔は何かのお店だったように見える。が、今では駅の花壇とともに花が彩りを添えている。ただ、今の季節だと日陰にはなっても暑さ、湿気からは逃れられそうにない。

その隣のお宅には切実な願いが。もう決まってしまったからひっくり返すことはできないけど、地元の人にとっては大事な足なのだ。

駅前の道を西に向くとこんな感じ。左の車の向こうが久留里線。

反対を向くと右に駅があり、左に店舗が並ぶ。この道を進んでいく。向こうに人が歩いている。

休憩所の隣もまた元は何かの店舗だったと思われる。こういうのを見るとものすごく気になる。タバコ屋さん?日用品店?お米屋さん?どれにも見えてくる。

おりきさわボート、貸しボートだ。でも、旅館のようにも見える。両方やっていたのかもしれない。昔はちょっとした駅にはたいてい駅前旅館があったものだ。

亀田屋。ここは酒屋で、普段営業をしているけど、今日は定休日。こうしてみると、駅前には生活に欠かせないある程度のものは揃っていたことになる。駅ができると、店ができて、家が増えて、街ができる…何かで読んだことがある。

こういうのを見る度に心が痛む。

駅から少し東へ行ったところまで来ると、ようやくレールの端が見えてきた。この光景は初乗りの35年前に見ていて、今でも覚えている。あのときはここまでで来ただけで折り返し上り列車に乗って帰ってしまった。ひたすら完乗を目指していた時期なので仕方がないとはいえ、再訪するのが廃止が決まってからというね。騒ぎになる前に乗っておいたほうがよさそうな路線は全国に多々あるからホント、乗っておかないといけない。

先へ延びていたら久留里線、もとい木原線の運命は変わっていたかもしれない。こうなると盲腸線は分が悪い。
さて、私は35年の時を経てこの先へ向かおうと思う。当時の記憶ではうっすらと計画は立てていたが、実行しなかった。廃止されてしまったら、廃線巡りでもしない限り、もう来ないかもしれない。そのために3時間取ったのだ。今回はこんなところで。






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