味庄
ため込んでいたうどんネタを出していきます。
高松駅にはかつて「連絡船うどん」という店があった。朝の７時から夜の８時半か９時まで営業していて、しかも改札の外からでも中からでも利用できて大変便利だった。でも、駅ビルの改装のため閉店してしまった。もっといえば、先代の駅舎のころにも出口の横（昔の高松駅の改札は入口と出口に分かれていた）、高徳線のりばの近くにうどん屋があった。たしか今はなき「かな泉」の経営だったと記憶している。学生時代、善通寺の大学へJRで通っていた私は、学校帰りにときどきこのうどん屋に寄って帰宅の途についていたものだ。
今、高松駅のうどん屋というと、２階に「杵屋」がある。ただ、本社が大阪にあり、メニューを見るとしゃれた、洗練された感じのものが多く、本場の讃岐うどんとは少々毛色が違うようだ。一方、駅周辺にはいくつかのうどん屋がある。ちょっと歩けば、もっとある。
その高松駅周辺にある店で私が一番美味しいと思うのが「味庄」だ。
この店は朝の５時から営業していて、「サンライズ瀬戸」や夜行バスで朝到着する列車で高松にやってきた乗客にとっては利用しやすく、ありがたい存在だ。でも、以前は毎日営業していたのに、知らないうちに土日祝日が定休日になっている。だから、紹介はするものの、旅行者にとっては行きづらい店なので、心苦しくもある。
で、１月某日（古！）の平日の朝、半ば日課になっている散歩の途中に行ってきた。
外観からして雰囲気がある。ここへ来るのは数年ぶりだ。場所はすみません、まだGooGle Mapsを貼り付けるプラグインを実装していないので、大まかにいうと、高松駅を出て、すぐ南にある高速バス乗り場方面へ行き、バスの待合室を通り過ぎてぐるっとバスのロータリーを回り込んだ先の道を挟んだ向こうにある。分かりにくいですね。あとで、住所を記しておきます。
店内の様子。カウンターも壁もテーブルも椅子も年季が入っていていかにも美味いうどんを食べさせる店といった感じがする。
メニュー。シンプルなのがいい。小麦粉や燃料費が高騰して久しいけど、この値段を維持できているのはすごいというほかない。
頼んだのはぶっかけうどん大の温かいの。ちょっと濃いめのぶっかけつゆが麵に絡まって美味しい。腰も適度でのど越しもいい。
- 手打ちうどん 味庄
- 住所：香川県高松市西の丸町５−１５
- 電話番号：087-851-6387
- 営業時間：5：00～14：00
- 定休日：土日祝日
数年ぶりでも味は変わっていなかった。これからも平日の散歩のときはときどき利用したいと思う。今回はこんなところで。