久留里線の旅 その10(横田駅)

横田駅駅名標

横田で降りる。先ほどの馬来田では見るものはあったけど、場所が分からなかったので駅から離れなかったが、ここには何があるのだろう。

横田は1912(大正元)年、千葉県営鉄道久留里線として開業したときは中川駅であった。1925(大正4)年に現駅名に改称、1923(大正12)年に国有化、1971(昭和46)年貨物の取り扱い廃止、1987(昭和62)年に民営化されて現在に至る。貨物荷物の取り扱い廃止時期が前後するものの他の駅とだいたい同じような沿革である。このように久留里線は県営鉄道以来の歴史は長いけど、トピックとなるようなことが少なく、大きな出来事といえば、1936(昭和11)年の久留里-上総亀山間が延伸したのと来春それが廃止になることくらいなのではないか。でも、その変わらない良さが久留里線にはある。

上下列車交換

その前に列車交換の様子を眺める。上下列車の並び。

木更津行き発車

9時36分に上り列車が先発し、

久留里行き発車

構内踏切が鳴りだして、9時37分に下り列車が発車していく。

横田駅全景

そして、誰もいなくなった。鉄道模型の題材になりそうないい感じの駅だ。

構内踏切

構内踏切。

横田駅全景

構内踏切を渡った逆サイドから。

駅の裏手は草むら

この草むらや木が生えているところは鉄道用地なのか誰も手入れしていない荒地なのか。その向こうは田んぼが広がる。どこが境目なのだろうか。看板が立っているところが境界線なのか?ちょうど草むらと田んぼの間に立っているし。

駅名板

駅名板。

樹脂ベンチ

昔はどこの駅でもよく見かけたベンチ。

花壇

ケイトウとマリーゴールドが並んで咲いている。先ほどの衣笠菊もだけど、こんなふうに花があると心が和みます。

横田駅駅名標

草むらの中から駅名標。

横田駅駅舎

下りホームから駅舎を見る。

バラストがない

駅舎側とこちら側でバラストの敷き具合が全然違っている。こちらはバラストがほとんどない。これでは乗り心地に影響しそうしそう。

木更津方面

ホームの端まで来る。木更津方面。

久留里方面

久留里方面。駅の背後が田んぼだということが分かる。

ベンチと柵

この策も懐かしい。

久留里方面

構内踏切から久留里方面。

事業用品授受箱

駅舎側のホームに戻る。こういうものがあるんだ。列車で運んで、ここに入れる、またはその逆をやって乗務員が持って帰るんですね。向こうには花壇が見える。

ミニ庭園

ミニ庭園もある。

横田駅駅舎

木造駅舎、いいですね。

梁

梁も

柱

柱もしっかりしている。

木のベンチ

改札を挟んで木のベンチが並ぶ。

きっぷ回収箱

きっぷ回収箱。ご使用ずみの「きっぷ」は…のきっぷは入鋏済みです。若い人は知らないんだろうな。

改札口

改札口。ここも「舟」は撤去されている。跡が見える。

木更津方面

駅舎側から木更津方面。

久留里方面

同じく久留里方面。

横田駅駅舎

では、外に出よう。え?やっと?ここまで15分もかかっている。

出札口

駅員はいるけど、出札窓口は開いていない。でも、私は出るときも入るときも右の窓で切符を提示して出入りした。豊島薬局の温度計が時代を感じさせる。

久留里線時刻表

改札の頭上には久留里線時刻表。久留里線の交換可能駅はここ横田と久留里だけで、かつては先ほど下車した馬来田のほか小櫃と上総松丘と全部で5駅もあった。どれもが今も交換できていたら面白かったんだろうなと思う。

改札口

改札口。

出札窓口と自動券売機

出札窓口と自動券売機。かつては2台設置されていたのだろうか。

待合室

待合室。駅の規模としては先ほどの馬来田と似ているようだ。

ブルーベリー狩り

ブルーベリー狩りはぜひJRでお越しください。

久留里線タイムレスジャーニー

降りた駅ではどこでも貼っていた久留里線のポスター。キャッチコピーがいいですね。この「久留里線timeless journey」はJR東日本と沿線まるごとという会社がタイアップして久留里線の魅力を体感する地域活性化プロジェクトとモニターツアーの名称であった。青梅線に続く第2弾が久留里線で、2025(令和7)年の秋から冬にかけて行われている。100年の風景を見に…の件は「何も変わらない良さ」と通ずる?と一人悦に入る私であった。

外へ出る

駅舎を出ることにしよう。

横田駅

横田駅駅舎。木造駅舎が今なお残っているのは嬉しいものだ。全国の駅で横田が付くのは北から会津横田(福島県・JR東日本、1963年開業)、播磨横田(兵庫県・北条鉄道、1916年開業)、出雲横田(島根県・JR西日本、1934年開業)、石見横田(島根県・JR西日本、1923年開業)、伊予横田(愛媛県・JR四国、1961年開業)に加えてさっき通った東横田(1937年開業)の6つある。旧国名も東西南北上中下も付かないこの横田駅がその総帥なのか?調べるとご覧の通り、一番最初に開業したのが横田駅であった。じゃあ、後に続く横田駅はなにがしか付けないといけないですね。もっとも、磐越西線の磐梯熱海のように最初に熱海を名乗っていながら後発の東海道本線熱海駅にその名を譲って、自らは旧国名を冠している例もある。でもまぁ、なんですね、横田を名乗る駅がこんなにもあるんですね。

ツツジ

駅前には大きなツツジの木がある。

桜

こちらは久留里線開業100周年を記念して植えられた桜の木。

ミニ庭園

駅前にもミニ庭園がある。切られている木は桜っぽい。

駅入り口

入り口。

駅名扁額

駅名扁額。馬来田と同じくホーロー製。

保線用入り口

駅横には保線用の出入り口がある。

こんな感じで横田駅の内外を見てきた。これから駅周辺を見ていこうと思うのだけど、横田駅で一旦終了します。続きは駅周辺を見ていこうと思う。今回はこんなところで。