敦賀へ行ってきた その6

加古川駅

それでは加古川線に乗るとしよう。とにかくそういうわけで37年ぶりの乗車となる。

発車案内

乗るのは9時13分発の西脇市行きだ。終点の谷川まで直通するのは1日1往復しかない。旅客の流れが変わるからだろうか。

加古川線のりかえ改札

加古川線に乗るには改札を2度通らないといけない。これは加古川線の乗り換え改札。まるで新幹線みたい。加古川線には無人駅が多く、線内での切符のチェックが容易でないから設けているという。

103系3550番台

高架のホームに上がると列車は既に入っていた。103系の2両編成だ。103系と言われてもまったく別物だ。元は103系なんだけど、中間の電動車を改造して3550番台を名乗っているのだ。前回加古川線に乗ったときにはまだ電化されていなかったので初めて乗る。

加古川駅駅名標

加古川線の駅名標は青緑。ちゃんと撮ったものがなかった。103系なので座席はロングシート。しかも、発車前なので席には座らずに運転席横に陣取って前面展望を楽しむ。

分岐

9時13分発車。山陽本線(右)と分岐する。前回からあまりにも月日が経ち過ぎていて比較のしようもないけど、初乗りのつもりで楽しもうと思う。

加古川線は1312(大正2)年に加古川の舟運に変わる輸送手段として播州鉄道が敷設をし、1923(大正12)年には播丹鉄道に譲渡された。そして、1943(昭和18)年に戦時買収して国有化した路線だ。終点の谷川の手前、篠山川と合流するあたりまで加古川に沿っている。比較的地味な路線ではあるけど、高砂線、三木線、北条線、鍛冶屋線と4つも支線があった。でも、優等列車は一度も走らず、4つの支線も徐々に廃止や第三セクター化され、JRの路線としては本線?の加古川線だけが残っている。また、2004(平成16)年に全線電化している。元私鉄ということもあり、駅間距離は短い。

加古川の街

加古川の街を見下ろしながら進む。

地上に下りる

1分ほどで地上に下りる。

沿線風景

線路の横を流れる用水路の水がきれい。その向こう、草で見えないけど、道路との間を流れるのは別府川(べふがわ)。加古川線の西側には加古川が流れているけど、車窓からは見えない。

日岡駅

最初の駅、日岡に着く。こういう駅舎いいですね。

播州平野

播磨平野に広がる田園風景。

厄神駅

これまでとちょっと雰囲気の違う駅が現れる。

厄神駅

旧三木線、旧三木鉄道との分岐駅だった厄神だ。この写真のホームの向こう、上の写真だと右に分かれる線路がそれだった。

厄神駅の配線

この車庫になっているレールがそのまま延びていたのだろうか?

留置線

今は留置線になっているようだ。

加古川

本日2度目の加古川を渡る。

山陽自動車道

山陽自動車道をくぐる。

市場駅

市場。なかなか洒落た駅舎だ。加古川の対岸で江戸時代に市場が開かれていたそうだ。でも、駅の所在地は市場町ではなく、黍田町(きびたちょう)となっている。

小野町駅

小野町の駅舎も立派だ。そば店が入っているのが嬉しい。駅名は小野町だけど、小野市の中心からはちょっと離れている。

万願寺川

加古川の支流、万願寺川を渡る。

神戸電鉄粟生線

すると、レールが見えてきた。

粟生駅配線

ちょうど電車が停まっている。

神戸電鉄の車両

神戸電鉄だ。

粟生駅

粟生(あお)に着いた。古い跨線橋が歴史を感じさせる。ここは旧北条線の第三セクター・北条鉄道と神戸電鉄粟生線の接続駅だ。あいにく北条鉄道の車両は停まっていなかった。

加古川線を乗るに際しては、神戸電鉄は他にも路線があるからそれはそれでまとめて乗るとして、北条鉄道は合わせて乗るつもりだった。でも、それは今回の旅を3日を2日にしたことでまたの機会となった。また来ます。

北条鉄道が分岐

左に分かれるレールが北条鉄道線だ。乗りたい。

たったの16.6キロしか進んでいない。でも、今回はこんなところで。