キハ40系の追っかけ その7(吉成駅)

22時59分、私は吉成に着いた列車から降りた。宿泊目的ではない。なぜかはあとのお楽しみ。

徳島に入ってから降り出した雨は私が下車した途端に急に大降りの雨になる。幸い、列車が入ったホームがなぜか進行方向右側の駅舎側だったので降りるとすぐの駅舎…ではなく、簡易待合室ではあったが、雨をしのぐことができた。この雨は5分ほどであがった。

徳島行きを見送る

列車の発車を見送る。乗客は2両合わせて10人にも満たない。

吉成駅駅名標

次の佐古は徳島線との分岐駅、徳島はその次の駅なのにねぇ。

簡易待合室

ホームから簡易駅舎?待合室?

吉成駅

簡易駅舎?待合室?にされてしまった吉成。右の窓の上に駅名を掲げてあるのだが、ご覧の通り、まったく読めない。せめて駅名の箇所くらいは照明を当ててやってもいいように思う。夜こうやって訪れてみても何駅やら分からないのでは意味がない。いや、そもそもこういうリポートは日中にやってください。

吉成は1916(大正5)年に阿波電気軌道のちの阿波鉄道によって古川(のち廃止)-撫養間の開通によって開業した。ちなみに阿波鉄道は鳴門線、鍛冶屋原線(廃止)を形作った会社だ。1933(昭和8)年に国有化され、鉄道省阿波線になる。1935(昭和10)年に吉成-佐古間が開業し、高徳本線が全通すると高徳本線の駅となり、現在に至る。なので、今年で開業110周年となる。駅の周辺は住宅街で徳島のベッドタウンとして機能している。大阪峠にトンネルを掘るよりも吉野川に鉄橋を架けるほうが難工事だったということなのか、それとも単なる順番でそうなったのかは分からないけど、どちらも大変な工事であることには違いない。

吉成駅時刻表

吉成駅の時刻表。徳島方面と高松(板野)、鳴門方面がそれぞれ毎時ほぼ2本ずつ運行されている。

列車運行情報

最近は各駅にこういうモニターを付けてくれていて、遅れがひと目で分かるのでありがたい。

待合室

狭いながら待合室。3~4人分のベンチがある。

徳島方面をのぞむ

ホームから徳島方面。

髙松方面をのぞむ

跨線橋から髙松方面。

鳴門行き

しばらくすると、徳島方面から光が見えてきた。それがこれから乗る(!)23時12分発の鳴門行き普通列車だ。こんな時間にも関わらずキハ40-2108+キハ47-171+キハ40-2110の3両編成という輸送力過剰な列車だけど、これは普段なら翌朝の通勤ラッシュに対応した編成である。もっとも、明日は日曜日なので空気輸送になりそうだが。

普通、深夜に列車に乗るというと帰宅のためであろう。それがこんな時間にまだ旅を続けていると何とも不思議な感覚になる。今回はこんなところで。